マッチングアプリで60代女性が直面する現実は、「相手がいない」ことより「相手の目的と年代が合わない」ことです。50歳以上が中心のアプリを選び、会う前にお金の話が出たら止まる。この2つを守れば、60代女性でもアプリは現実的な出会いの場になります。
60代のスマホ保有率は88.6%と、アプリを使う下地は十分にあります。この記事では、60代女性がアプリで出会う壁と男女の温度差、気をつけたい相手、ロマンス詐欺の実例、年齢層と独身確認で比べるアプリの選び方をまとめました。
マッチングアプリで60代女性が直面する現実は?よくある5つの壁

60代女性がマッチングアプリで戸惑うのは、主に次の5つです。どれも、アプリ選びと使い方である程度は避けられます。
年齢で検索から外れやすい壁
若い人が多いアプリでは、相手の年齢を「50歳まで」などに絞って探す男性も多く、60代女性は検索結果に出にくくなります。 誰でも登録できる大きなアプリほど、この傾向は強くなると感じます。
相手の目的がばらばらな壁
同じ60代男性でも、結婚、恋人、茶飲み友達、遊び目的と、求めるものは人によって大きく違います。 プロフィールで目的を確かめずにやりとりを始めると、話がかみ合わずに疲れてしまいます。
お金や投資の話をする相手がいる壁
60代女性は、恋愛感情を使ってお金をだまし取ろうとする相手に狙われやすい年代です。 あとで詳しく紹介するとおり、被害の数字ははっきり出ています。
文字のやりとりが続く壁
会うまでのメッセージが長く続くと、スマホでの文字入力に慣れていない人ほど負担になります。 返信の早さを気にして疲れてしまうのも、よくあることです。
知り合いに見られる不安の壁
顔写真を出すことで、近所の人や知り合いに見られるのではという不安を持つ人もいます。 似顔絵やニックネームで表示できるアプリもあり、選ぶときの目安になります。
60代女性がマッチングアプリを使うのは珍しい?数字で見る現実

60代女性がアプリを使うのは、もう珍しいことではありません。むしろ、60代が入れる出会いの場が限られているからこそ、アプリが現実的な選択肢になっています。
60代のスマホ保有は88.6%
総務省の令和7年通信利用動向調査では、60〜69歳のスマートフォン保有率は88.6%でした。 インターネットを使う60代のうち、SNSを使う人は78.3%にのぼります。
LINEで家族や友人とやりとりしている方なら、マッチングアプリの基本的な操作は難しくありません。
60代の独身女性は死別・離別が約2割
2025年の国勢調査をもとに計算すると、60代女性の約20.3%が死別か離別、約10.3%が未婚で、合わせて約3割が配偶者のいない独身です。 60代の独身女性の多くは、一度結婚を経験しています。
一方、60代男性は未婚が約19.1%、死別・離別が約11.4%です。アプリで出会う60代男性には、一度も結婚していない人も少なくありません。
婚活イベントは60歳で入れる会が少ない
広島県の結婚支援「こいのわ」の2026年10月時点のイベント一覧では、111件のうち60歳で参加できる会は5件でした。 40歳で参加できる会は63件あり、年齢が上がるほど選べる会は減っていきます。
年齢の上限がないアプリは、こうしたイベントの年齢制限を気にせずに相手を探せる点で、60代女性に向いている面があります。
60代女性に届くいいねは誰から?男女の温度差の現実

60代女性がアプリを始めると、思ったよりいいねが届くこともあります。ただし、相手が何を求めているかは、男女で差があるのが現実です。
結婚を望むのは60代男性の方が多い
内閣府の調査では、結婚経験のない独身者で「結婚意思あり」と答えたのは、60代男性22.0%に対し、60代女性は7.9%でした。 男性の方が、結婚や同居を望む割合が高い傾向です。
結婚までは考えていない女性が、結婚を急ぐ男性とやりとりすると、話がかみ合わないことがあります。最初のプロフィールで「まずは友達から」など目的を書いておくと、すれ違いが減ります。
女性は「自由でいたい」が6割
独身の40〜60代女性が積極的に結婚したいと思わない理由は、「結婚に縛られたくない、自由でいたい」が60.7%で最も多くなっています。 「仕事・家事・育児・介護を背負うことになる」も49.4%でした。
60代女性がアプリに求めるのは、結婚よりも話し相手や一緒に出かける相手、ということも多いと感じます。
相手に求めるものの違い
独身の40〜69歳が結婚相手に求めることで、経済力を挙げた女性は39.3%、男性は4.7%でした。 容姿は男性32.1%、女性25.6%と、男性の方がやや重視しています。
プロフィールの写真は、明るい場所で撮った今の自分の写真を選ぶのがおすすめです。写真の選び方は、マッチングアプリの写真の選び方で詳しく紹介しています。
死別・離別の経験は伝え方を選ぶ
60代の独身女性の多くは死別か離別を経験しているため、その経験自体を隠す必要はありません。 プロフィールには「死別」「離別」と事実だけを書き、くわしい事情は会って信頼できてから話す、という順番が気持ちの負担を減らします。
相手が一度も結婚していない男性の場合、子どもや孫との関係、前の配偶者の家族とのつきあいなど、想像しにくいこともあります。少しずつ伝えていくと、相手も受け止めやすくなります。
60代女性が気をつけたい相手は?業者・既婚者・お金目当て

60代女性がアプリで気をつけたい相手は、大きく3つに分けられます。早めに見分けられると、やりとりの負担もぐっと減ります。
外部の連絡先へすぐ誘う業者
マッチングしてすぐにLINEや別のアプリへ誘う相手は、まず疑ってかかるのが安心です。 マリッシュは、ロマンス詐欺の防止を理由に、会員どうしの連絡先の交換そのものを規約で禁止しています。
連絡先を交換する時期の考え方は、マッチングアプリのライン交換はいつ?でまとめています。
独身と偽る既婚者
多くのアプリは規約で既婚者の利用を禁止していますが、自己申告だけでは見抜けないこともあります。 独身証明書を提出した人がわかるアプリを選ぶと、安心感が増します。
休日に会えない、夜に電話がつながらない、自宅の場所をはぐらかすといった様子が続くときは、距離を置くのがよさそうです。
お金や体だけが目当ての相手
会う前から体の関係をほのめかす相手や、食事代や交通費の負担を一方的に求める相手は、早めに見切るのがおすすめです。 ブロックや通報の機能は、相手に知られずに使えるアプリが多くあります。
60代女性を狙うロマンス詐欺の現実は?

ロマンス詐欺は、60代女性がアプリを使ううえで最も気をつけたいリスクです。数字と実例を知っておくだけで、怪しい誘いに気づきやすくなります。
被害者の75.6%が40〜60代
警察庁によると、令和7年のSNS型ロマンス詐欺は5,645件、被害総額は546.4億円で、被害者の75.6%が40〜60代でした。 最初の接触のきっかけはマッチングアプリが32.7%で最も多くなっています。
60代女性が3,450万円をだまし取られた例
北海道警察が紹介した令和7年6月の事件例では、函館市の60歳代女性が、マッチングサイトで知り合った貿易会社勤務を名乗る男に暗号資産への投資を持ちかけられ、合計3,450万円分の被害にあいました。 会ったことのない相手と、恋愛と投資の話が同時に進むのが典型的な手口です。
お金の話が出たら止まる3つの目安
会う前の相手にお金を渡さない、投資や暗号資産の話に乗らない、立て替えや送金を頼まれたら家族か警察に相談する。 この3つを決めておくと、多くの詐欺は防げます。
困ったときは、警察相談専用電話「#9110」で相談できます。
60代女性がマッチングアプリに疲れないための使い方は?

60代女性がアプリを長く続けるには、がんばりすぎない使い方が大切です。毎日開かなくても、出会いのチャンスは逃しません。
プロフィールに目的と暮らしを書く
プロフィールには、探している関係(茶飲み友達・恋人・再婚)と、ふだんの暮らしぶりを短く書いておくのがおすすめです。 「週末は庭の手入れと散歩」「孫と会うのが楽しみ」など具体的な一文があると、話のきっかけになります。
目的がはっきり書かれていると、結婚を急ぐ相手や遊び目的の相手からのいいねも減り、やりとりの数そのものが落ち着きます。
1日に開く回数と時間を決める
アプリを開くのは1日1〜2回、夕食後の15分など、時間を決めておくと疲れにくくなります。 返信が遅くなっても、誠実な相手は待ってくれます。
会うまでの期間を長くしすぎない
メッセージが数日〜2週間ほど続いて信頼できそうなら、昼間のカフェなど人の多い場所で一度会ってみるのがおすすめです。 文字だけのやりとりが長引くほど、相手の本当の姿は見えにくくなります。
会うまでの流れは、マッチングアプリで会うまでの期間と流れで詳しく紹介しています。
ビデオ通話で会う前に顔を確かめる
会う前にアプリ内のビデオ通話で一度話しておくと、写真との違いや話しやすさを確かめられます。 電話番号を教えずに通話できるアプリもあります。
60代女性に合うマッチングアプリはどう選ぶ?年齢層と独身確認で比べる

60代女性がアプリを選ぶときは、知名度より「同年代がいるか」と「独身を確かめる仕組みがあるか」を見るのがおすすめです。女性の料金は、無料のアプリが多くなっています。
| アプリ | 年齢の打ち出し(公式) | 女性の料金 |
|---|---|---|
| ハハロル | 全ユーザーが50歳以上 | 基本機能は無料 |
| アンジュ | 40・50・60代から(30歳以上) | 全機能無料 |
| ラス恋 | 40代・50代・60代のため(40歳以上) | 基本機能は無料 |
| youbride | 40代以上が中心 | 男女同額で有料 |
2026年10月時点の各公式サイトの記載をもとにしています。
50歳以上が中心のハハロル
ハハロルは、公式サイトのトップで「全ユーザーが50歳以上」「50代・60代を中心とした独身の方が活動」と打ち出しているアプリです。 公的書類での本人確認を全員に求め、AIと専任スタッフによる24時間の監視を行っているとしています。
メールアドレスだけで登録でき、AIが自己紹介文づくりを手伝ってくれるため、スマホに不慣れな方でも始めやすいと思います。詳しくはハハロルの口コミ・評判で紹介しています。
ハハロルをチェック40〜60代向けをうたうアンジュ
アンジュは、公式サイトで「40・50・60代からの恋活・婚活マッチングアプリ」とうたい、30歳以上の独身だけが登録できるアプリです。 女性は全機能を無料で使え、身分証による年齢確認が必須です。
料金や安全面の詳しい内容は、アンジュの口コミ・評判にまとめています。
アンジュをチェック独身証明が確かめられるアプリを選ぶ
ラス恋は独身証明の提出の有無が確認でき、youbrideは独身証明を提出した無料会員でもメッセージができます。 既婚者を避けたい方は、こうした仕組みのあるアプリを選ぶと安心です。
ほかの熟年向けアプリも含めて比べたい方は、熟年のマッチングアプリおすすめが参考になります。
マッチングアプリ以外で60代女性が出会える場は?

アプリのやりとりが合わないと感じたら、顔を見て話せる場を組み合わせるのもおすすめです。
同年代が集まる交流会
年代を指定した交流会は、相手の年齢層がわかっていて、その場で人柄を確かめられる場です。 おとなじかんでは、40代・50代・60代向けのワイン会や日本酒会、少人数のお食事会を、東京・大阪・神戸・名古屋・福岡・札幌で開いています。
2026年11月には、東京で50〜60代を対象にした会も予定されています。参加条件は会ごとに違うため、確かめてから申し込むと安心です。
趣味の集まりやサークル
写真や山歩き、料理などの趣味の集まりは、恋愛を前提にせず、友達から関係を始められる場です。 気の合う人がいなくても、趣味そのものを楽しめる点が良いところです。
マッチングアプリの60代女性の現実に関するよくある質問
Q. 60代女性でもマッチングアプリで出会えますか?
A. 出会えます。ただし、若い人が多いアプリより、50歳以上が中心のアプリや40〜60代向けをうたうアプリの方が、同年代の相手を見つけやすいです。
Q. 60代女性はマッチングアプリにお金がかかりますか?
A. 女性は基本機能を無料で使えるアプリが多くあります。youbrideのように男女同額で有料のアプリもあるため、登録前に公式サイトで確かめておくと安心です。
Q. 60代女性がマッチングアプリで怖いと感じるのはどんなときですか?
A. 会う前にお金や投資の話が出たとき、すぐに外部の連絡先へ誘われたときです。どちらも詐欺の典型的な入口なので、やりとりを止めて通報するのがおすすめです。
Q. 家族や知り合いにアプリを使っていることを知られたくありません。
A. 実名を出さずニックネームで表示されるアプリもあります。実名や住所、勤務先などの個人情報は、会って信頼できるまで伝えないのが安心です。
Q. 死別や離婚の経験はプロフィールに書いた方がいいですか?
A. 「死別」「離別」と事実だけを書いておくと、あとで話すときの負担が減ります。くわしい事情は、会って信頼できる相手だとわかってから伝えれば十分です。
Q. 茶飲み友達を探す目的でも使えますか?
A. 使えます。プロフィールに「まずは茶飲み友達から」と目的を書いておくと、同じ考えの相手とつながりやすくなります。
まとめ|60代女性のマッチングアプリは、年代に合うアプリ選びとお金の線引きで変わる

マッチングアプリの60代女性の現実は、年齢検索の壁や男女の温度差、詐欺のリスクがある一方で、イベントより年齢の制限が少なく、家から相手を探せる良さもあります。
50歳以上が中心のアプリを選び、目的をプロフィールに書き、会う前にお金の話が出たら止まる。 この3つを守れば、60代からでも安心して出会いを探せます。まずは無料でできる範囲から、気軽に試してみませんか。



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