マッチングアプリの多くが男性有料なのは、女性を無料にして登録者を集め、その分の売上を男性の月額料金でまかなう仕組みだからだと考えられます。ただし、運営会社がこの理由を公式に説明している例は見当たらず、払う側にできるのは「仕組みを知ったうえで、総額で比べること」です。
この記事では、男性だけが払う理由の考え方、男女同額のアプリの料金、そして40代50代の男性が払う前に知っておきたい総額の比べ方を、公式サイトの料金をもとにまとめました。Web決済とアプリ内課金の差、自動更新、返金なしの3点を押さえておくと、払いすぎを防ぎやすくなります。
料金はすべて2026年10月時点の各公式サイトの記載(税込)です。改定されることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の金額を確かめておくと安心です。
マッチングアプリはなぜ男性だけ有料?女性無料の仕組み

男性有料のアプリで、男性がお金を払うのは主にメッセージのやりとりからです。なぜ男性だけなのかは公式に説明されていないため、ここでは料金の形から読み取れる一般論として整理します。
男性が払うのはメッセージから
ペアーズの料金ページには「男性はマッチングが成立した相手とのメッセージのやりとりから有料」と書かれています。登録・検索・いいね・マッチングまでは無料で試せて、相手と言葉を交わす段階でお金がかかる形です。
マリッシュやアンジュも、男性はマッチングまで無料、女性は無料という料金の形です。プロフィールを作って反応を見るところまではお金がかからないので、払うかどうかは相手の顔ぶれを見てから決められます。
女性を集めるための料金の差という見方
女性を無料にして登録しやすくし、女性が多いことを男性に払ってもらう価値にする、というのが一般的な見方です。これは運営会社の説明ではなく、料金の形から推測できる仕組みです。
出会いの場は、相手側に人がいなければ成り立ちません。そこで、片方の入口を無料にして人を集め、もう片方から料金を受け取る形がとられていると考えられます。男性向けの料金には、女性が無料で使える分の費用も含まれている、と見ることもできます。
公式の理由説明は男女同額側にだけある
編集部がこの記事で比べた5つのアプリの料金ページを確認したところ、料金の形の理由を書いていたのは男女同額のyoubrideだけでした。youbrideは「男女同額だからこそ、結婚に真剣な方にご登録いただいております」と説明しています。
男性有料のアプリは、料金の金額や払い方は詳しく書いていても、なぜ男性だけなのかには触れていませんでした。理由がわからないまま払うのは落ち着かないものですが、料金の形そのものは公式で確かめられるので、そこを比べるのが現実的だと思います。
マッチングアプリの男性有料はおかしい?不公平に感じたときの考え方

男性有料をおかしいと感じるのは自然なことです。ただ、料金の形はアプリごとに違うので、納得できる形を選ぶという考え方ができます。
料金の形は運営会社ごとの判断
男性だけ有料にするか、男女同額にするかは、各運営会社が決めている料金の形です。同じ婚活向けでも、マリッシュは女性無料、youbrideとブライダルネットは男女同額と、はっきり分かれています。
女性も完全にお金と無縁というわけではありません。ペアーズは女性の基本機能を無料とし、オプション機能やアイテムは有料と案内しています。
不公平に感じるなら男女同額という選択肢
男性だけが払う形に納得できないなら、男女とも同じ料金を払う男女同額のアプリを候補に入れる方法があります。相手も同じ金額を払っているので、真剣度をそろえたい方には気持ちの面で納得しやすい形です。
一方で、男女同額は「男性の支払いが安くなる」という意味ではありません。次の章で金額を見ると、男女同額のアプリの方が男性の支払額が高いこともあります。
払う価値は相手の顔ぶれで決まる
料金が妥当かどうかは、金額だけでなく、そのアプリに自分の探したい年代・目的の相手がいるかで変わります。無料で検索できる範囲で相手の顔ぶれを見てから払うと、払ったのに合う人がいなかったという後悔を減らせます。
男女同額のマッチングアプリは?youbrideとブライダルネットの料金

男女同額のアプリとして公式で料金を確認できたのは、どちらも株式会社IBJが運営するyoubride(ユーブライド)とブライダルネットです。
youbrideは1か月5,000円から
youbrideのスタンダードプランは、1か月5,000円〜、3か月10,800円〜、6か月17,800円〜、12か月28,800円〜(税込)です。金額に「〜」がついているのは、決済方法やプランにより価格が異なる場合があるためと公式に書かれています。
youbrideは公式サイトで「真剣度の高い、40代以上が中心」と説明しています。また、無料会員でも独身証明を提出していればメッセージのやりとりができるので、払う前に相手とのやりとりを試せる点は男性にとっても心強い仕組みです。
ブライダルネットは月3,980円・年24,000円
ブライダルネットは、Web決済で月会員3,980円、年会員24,000円で、男女とも同額です。月会員は原則3か月以上の活動が前提と書かれているため、実際の最低額は3,980円×3か月で11,940円と見ておくと安心です。
年会員は2年目以降の更新が0円になるのが特徴です。無料のトライアルプランでも、メッセージは3往復まで送れると料金ページに書かれています。
男女同額でも男性の負担が軽いとは限らない
3か月使う場合の男性の支払額は、youbrideが10,800円〜、ブライダルネットが11,940円で、男性有料型のペアーズ9,100円やマリッシュ8,800円より高くなります(いずれもWeb決済)。
男女同額を選ぶ理由は、安さよりも「相手も同じだけ払っている」という条件のそろい方にあります。料金の高い・安いと、相手の真剣度のどちらを重く見るかで選ぶのがおすすめです。
マッチングアプリの料金比較|男性有料型と男女同額型の値段一覧

男性の料金を、1か月と3か月の値段で比べました。左がWeb決済、右がiPhone・Androidのアプリ内課金です。
| アプリ(料金の形) | 1か月(Web/アプリ内) | 3か月(Web/アプリ内) |
|---|---|---|
| ペアーズ(男性有料) | 4,100円/4,800円 | 9,100円/10,200円 |
| マリッシュ(男性有料) | 3,800円/4,800円 | 8,800円/10,800円 |
| アンジュ(男性有料) | 3,600円/4,800円 | 9,800円/10,800円 |
| youbride(男女同額) | 5,000円〜/決済で異なる | 10,800円〜/決済で異なる |
| ブライダルネット(男女同額) | 3,980円/5,080円 | 11,940円/15,240円 |
ブライダルネットの3か月は、月会員の金額を3か月分かけた計算です。youbrideのアプリ内課金は、Apple社・Google社の規定により料金が異なると公式に書かれており、金額は料金ページに載っていませんでした。
12か月プランでは、Web決済でペアーズ20,100円、マリッシュ19,800円、アンジュ21,800円、youbride 28,800円〜、ブライダルネット24,000円です。
各アプリの使い心地や口コミは、マリッシュの口コミ評判やアンジュの口コミ評判でまとめています。
マッチングアプリの料金はWeb決済とアプリ内課金でなぜ違う?

同じアプリ・同じプランでも、どこで払うかで値段が変わります。理由は公式の注記に書かれているので、ここは推測ではなく事実として確かめられます。
Apple社・Google社の規定による差
youbrideとブライダルネットは、Apple ID決済・Google Play決済の場合は「Apple社・Google社の規定により料金が異なります」と料金ページに明記しています。アプリ内課金は、アプリストアを通して払う形になるためです。
ブライダルネットの場合、月会員はWeb決済3,980円に対してアプリ内課金5,080円で、1か月で1,100円、3か月で3,300円の差になります。
1か月プランは700円〜1,200円の差
男性有料型の3つでは、1か月プランはWeb決済の方が700円〜1,200円安く設定されています。ペアーズは700円(4,100円と4,800円)、マリッシュは1,000円(3,800円と4,800円)、アンジュは1,200円(3,600円と4,800円)の差です。
3か月プランでも、ペアーズで1,100円、マリッシュで2,000円、アンジュで1,000円、Web決済の方が安くなります。
アンジュの長期プランだけは逆転
アンジュは6か月と12か月のプランで、アプリ内課金の方が1,000円安くなっています。6か月はWeb15,800円に対してアプリ内14,800円、12か月はWeb21,800円に対してアプリ内20,800円です。
「Web決済ならいつも安い」とは限らないので、使う予定の期間のプランで両方の金額を見比べるのがおすすめです。
男性有料のマッチングアプリは総額でどう比べる?

月額の安さだけで選ぶと、更新の回数やオプションで総額が膨らむことがあります。総額は次の3つで計算すると比べやすくなります。
1か月プランを3回更新すると3か月プランより高い
ペアーズのWeb決済で1か月プランを3回続けると12,300円で、3か月プランの9,100円より3,200円高くなります。マリッシュも同じ計算で、1か月×3回の11,400円に対して3か月プランは8,800円と、2,600円の差です。
アプリ内課金の1か月プランを3回続けた場合は、ペアーズで14,400円です。Web決済の3か月プランと比べると、5,300円の差になります。
長期プランは途中でやめても返金されないことがある
マリッシュとアンジュは、特定商取引法に基づく表示で「サービス利用料金の返金は、サービスの性質上いかなる場合も行いません」と明記しています。期間の途中でやめても、日割りの払い戻しはありません。
たとえばペアーズの12か月プラン20,100円と3か月プラン9,100円の差は11,000円です。3か月で相手が見つかった場合、この差額は使わずに終わる計算になります。編集部では、初めてのアプリなら3か月プランで様子を見るのが、払いすぎと割安さの釣り合いがとりやすいと考えています。
オプションとポイントは月額とは別料金
月額の会員料金のほかに、オプションやポイントが別料金で用意されているアプリがあります。マリッシュのWeb決済では、プレミアムオプションが1か月3,000円、月額1か月とのセットプランが6,400円です。
月額3,800円だけを予算にしていると、オプションを足した時点で月6,400円になります。最初の1〜2か月は月額だけで使い、必要だと感じてからオプションを足す順番にすると、総額が読みやすくなります。
マッチングアプリの自動更新で払いすぎないためには?

有料プランの多くは、自分で止めない限り同じプランで更新されます。止め方はアプリと決済方法で違うので、払う前に確かめておくと安心です。
更新日の前日までに止める
アンジュの利用規約は、有料プランは自分で止めない限り自動更新され、有料会員は更新日の前日までに有料プランを解約するよう定めています。更新されてしまうと、日割りの返金はありません。
Goens(ゴエンズ)のように「次回更新日の24時間前まで」と定めているアプリもあります。申し込んだ日に、カレンダーへ更新日の2〜3日前の予定を入れておく方法がおすすめです。
アプリを消しても退会しても課金は止まらないことがある
Google Playのヘルプには「アプリをアンインストールしても、定期購入は解約されません」と書かれています。iPhoneの場合も、設定アプリのサブスクリプションから解約する手順がAppleのサポートページで案内されています。
アンジュとGoensは、アプリ内課金の場合、退会しても自動継続課金は別に解除が必要と案内しています。「退会」と「有料プランの解約」は別の手続き、と覚えておくと払いすぎを防げます。
自動更新されない払い方を選ぶ
youbrideは、クレジットカード決済の場合だけ自動で継続更新され、その他の決済では有効期限の終了と同時に有料プランも終わると料金ページに書いています。コンビニ払いなどを選べば、止め忘れの心配がありません。
自動更新が苦手な方には、こうした払い方を選べるかどうかも比べるポイントになります。ほかのアプリも、決済方法ごとの更新の扱いは利用規約や料金ページで確かめられます。
40代50代男性がマッチングアプリに払う前に決めたいことは?

料金の仕組みがわかったら、払う前に3つだけ決めておくと迷いが減ります。どれも10分ほどで決められることです。
使う期間を3か月で区切る
最初は3か月を一区切りにして、その間にどれだけやりとりできたかで続けるかを決める方法がおすすめです。男性有料型の3か月プランは、Web決済で8,800円〜9,800円です。
同じアプリを延々と続けるより、区切りを決めて見直す方が、合わないアプリにお金を払い続けるのを防げます。アプリを2つ同時に使うかどうかは、婚活アプリの同時進行のメリットとデメリットも参考になります。
払う場所と方法を決める
Web決済にするかアプリ内課金にするか、自動更新のある払い方にするかを、申し込む前に決めておきます。多くのプランではWeb決済の方が安く、止め方もアプリごとに違います。
支払いを1枚のクレジットカードにまとめておくと、明細でいつ何が更新されたかを確かめやすくなります。
月の予算と、アプリ以外の出会いの比重
月の予算を先に決めておくと、オプションやポイントを足すかどうかで迷いにくくなります。たとえば3か月で1万円前後を上限にすると、ここまでの料金表から候補が絞れます。
40代50代の出会いは、アプリだけに頼らなくてもかまいません。料金を払ってメッセージを続けるのが負担に感じる方は、顔を合わせて話せる場を組み合わせるのもひとつの方法です。おとなじかんでは、40代・50代・60代向けにワイン会・日本酒会・少人数のお食事会を開いています。
マッチングアプリ 男性有料に関するよくある質問
Q. 男性が無料で使えるマッチングアプリはありますか?
A. 男性有料型のアプリでも、登録・検索・いいね・マッチングまでは無料で使えるものが多くあります。youbrideは、無料会員でも独身証明を提出していればメッセージのやりとりができると公式に書かれています。
Q. 女性が有料のマッチングアプリは真剣な人が多いのですか?
A. youbrideは「男女同額だからこそ、結婚に真剣な方にご登録いただいております」と説明しています。ただし真剣度は人によって違うので、プロフィールややりとりの内容でも確かめるのがおすすめです。
Q. マッチングアプリの料金で一番安いのはどこですか?
A. 2026年10月時点の公式記載では、男性の1か月プラン(Web決済)はアンジュの3,600円、3か月プランはマリッシュの8,800円が、この記事で比べた中では安い金額でした。総額はプランの期間と決済方法、オプションで変わります。
Q. 有料プランは途中でやめると返金されますか?
A. マリッシュとアンジュは、返金はいかなる場合も行わないと特定商取引法に基づく表示に書いています。ほかのアプリの扱いも利用規約で確かめてから、長期プランを選ぶと安心です。
Q. 退会すれば自動更新も止まりますか?
A. アプリ内課金の場合、退会しても自動継続課金は別に解除が必要なアプリがあります。iPhoneは設定のサブスクリプション、AndroidはGoogle Playの定期購入から解約できます。
Q. 男性有料のアプリに女性の業者やサクラは多いのでしょうか?
A. 料金の形だけで判断するのは難しいところです。公的証明書での本人確認を必須にしているアプリを選び、お金の話や外部への誘導を急ぐ相手とは距離を置くのがおすすめです。安全な使い方は婚活アプリを40代が安全に使うためのポイントにまとめています。
まとめ|マッチングアプリの男性有料は仕組みを知って総額で比べるのがおすすめ

マッチングアプリの多くが男性有料なのは、女性を無料にして人を集め、男性の料金でまかなう仕組みだと考えられます。運営会社が理由を説明しているのは男女同額のyoubrideくらいで、男性有料側の理由はあくまで推測です。
払う側にできるのは、料金の形を選び、総額で比べることです。男女同額は相手の真剣度をそろえやすい一方、男性の支払額が安くなるとは限りません。
払う前には、Web決済とアプリ内課金の差、1か月プランを重ねたときの総額、自動更新と返金なしの3点を確かめておくと、払いすぎを防げます。最初は3か月で区切り、続けるかどうかを見直すと、気持ちにも余裕が生まれます。
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