マッチングアプリのライン交換は、40代50代なら一度会って人柄を確かめてからでも遅くありません。会う前に急いでLINEへ移ろうとする誘いは、警察庁がロマンス詐欺の入り口として注意を呼びかけている手口と重なるからです。
「早く交換しないと相手が離れてしまうかも」「断ったら感じが悪いかな」と迷う方も多いと思います。この記事では、2026年10月時点の主なアプリの規約と、警察庁・自治体の公開情報をもとに、交換のタイミング、角が立たない断り方、交換した後に気をつけることを整理します。
会う前はアプリ内のメッセージとビデオ通話、会ってからLINEという順番を決めておくと、焦りも後悔もぐっと減らせます。
- マッチングアプリでライン交換はいつがいい?40代50代は会ってからが目安
- マッチングアプリのライン交換は規約で禁止?主なアプリのルール
- 会う前のライン交換はなぜ危ない?ロマンス詐欺の入り口になる理由
- マッチングアプリでライン交換を急ぐ相手には、どんなサインがある?
- マッチングアプリでライン交換を断るには?角が立たない伝え方
- ライン交換の前に使えるアプリ内のビデオ通話とは?
- 40代50代がマッチングアプリでライン交換するときに気をつけることは?
- ライン交換の後に後悔しないためには?お金の話・フェードアウトへの備え
- マッチングアプリ ライン交換に関するよくある質問
- まとめ|マッチングアプリのライン交換は、会って人柄を確かめてからで遅くない
マッチングアプリでライン交換はいつがいい?40代50代は会ってからが目安

ライン交換の時期に決まりはありませんが、大人世代は「一度会ってから」を目安にすると失敗が少なくなります。アプリ内でやりとりを重ねて会う約束をし、実際に会って安心できた相手とだけ交換する流れです。
目安は初デートで人柄を確かめた後
ライン交換のいちばん安全なタイミングは、初デートで実際に会い、プロフィールと本人が一致していると確かめた後です。写真や年齢、仕事の話が本当かどうかは、顔を合わせて話せばかなりの部分がわかります。
初デートの帰り際や、2回目の約束をするときに「次の連絡はLINEでもいいですか?」と切り出すと自然です。会ってからなら、相手も同じように安心して応じやすくなります。
会う前に交換するなら、ビデオ通話で顔を見てから
どうしても会う前に交換したい場合は、アプリ内のビデオ通話で顔と声を確かめてからにするのが一つの目安です。仕事や介護で会う日程がなかなか合わない40代50代には、現実的な方法だと思います。
ただし、後で触れるように、アプリによっては会う前でも外部の連絡先を伝えること自体を禁止しています。使っているアプリの規約を先に確かめておくと安心です。
40代50代が焦らなくていい理由
大人世代の出会いでは、ライン交換の早さより、約束を守る誠実さのほうが相手に伝わります。仕事や家族の予定を抱えている同世代どうしなら、「会うまではアプリで」という慎重さはむしろ信頼につながりやすいと感じます。
メッセージから会うまでの流れは、婚活アプリで会うまでの流れとステップでも紹介しています。
マッチングアプリのライン交換は規約で禁止?主なアプリのルール

ライン交換のルールはアプリごとに違い、ここ数年で厳しくなっています。2026年10月時点の公式ヘルプや規約を見ると、アプリ内での連絡先のやりとりを禁止・制限するアプリが増えています。
ペアーズはアプリ内での外部連絡先のやりとりを禁止
ペアーズの公式ヘルプは、Pairs内でLINEやメールアドレス、その他SNSなどの外部連絡先を公開すること、伝えること、要求することを禁止しています。連絡先を求められたら、交換を避けて報告機能を使うよう案内しています。
ネット上には「ペアーズでは自由にライン交換できる」と書かれた記事も残っていますが、今のヘルプの内容とは違います。古い情報のまま動かないよう気をつけたいところです。
マリッシュは会う予定があっても連絡先交換を禁止
マリッシュは2025年2月の公式ブログで、本人確認済みの相手や会う予定がある相手でも、連絡先交換は禁止事項に当たると案内しています。理由として、連絡先交換の後に被害に遭う人が99%以上だという同社の説明が添えられています。
2025年9月の公式ブログでは、外部の連絡先への誘導は規約違反だとしたうえで、「LINEに移動しませんか?」というメッセージに注意を呼びかけています。
youbrideはマッチング直後や一方的な連絡先送信を禁止
youbrideの利用規約は、第11条の禁止行為として、マッチング後すぐに連絡先を送ることや、同意なく一方的に連絡先を送ることを挙げています。LINE@などのビジネスアカウントへの誘導も禁止です。
50代以上向けのGoensも、安心・安全ガイドラインで、信頼関係が築けるまではLINEなどの個人情報を教えず、アプリ内のチャットや通話機能を使うよう呼びかけています。
会う前のライン交換はなぜ危ない?ロマンス詐欺の入り口になる理由

会う前のライン交換がすすめられないのは、アプリの監視や通報の仕組みが届かない場所に移ってしまうからです。警察庁も、早い段階でのLINEへの誘導を詐欺のサインとして挙げています。
警察庁が挙げる「早い段階でのLINE誘導」
警察庁のSNS型ロマンス詐欺の注意喚起ページは、マッチングアプリで知り合った後、早い段階でLINEに誘導された場合は詐欺などを疑うよう呼びかけています。同じページでは、手口を7つの段階に分けて紹介しています。
- SNSやマッチングアプリでやりとりが始まる
- 他のサービスでやりとりするよう持ちかけられる
- 恋愛感情を抱かせるメッセージが届く
- 投資サイトを案内される
- さらに高額の投資を勧められる
- 出金しようとすると、さまざまな名目で送金を求められる
- 相手と連絡が取れなくなる
2番目の段階が、まさにライン交換の誘いです。ここで立ち止まれば、その先には進みません。
被害の75.6%が40〜60代
警察庁の統計では、令和7年のSNS型ロマンス詐欺は5,645件、被害総額は546.4億円で、被害者の75.6%が40〜60代でした。きっかけとなったサービスは、マッチングアプリが32.7%で最も多くなっています。
大人世代がとくに狙われていることは、数字からもはっきりしています。自分には関係ないと思える方ほど、仕組みを知っておく価値があると思います。
会わないまま結婚や投資の話に進む手口
福岡市は、マッチングアプリなどで知り合い、直接会わないままやりとりを続け、結婚資金を匂わせて暗号資産や投資を勧める手口に注意を呼びかけています。出金しようとすると追加の送金を求められるのが特徴です。
国民生活センターも、恋愛感情を持たせて海外の投資サイトに誘い、出金時に保証金や税金を求めて連絡が途絶える相談事例を公表しています。どちらも、会ったことのない相手とのやりとりから始まっています。
マッチングアプリでライン交換を急ぐ相手には、どんなサインがある?

ライン交換を急ぐ相手がすべて悪意を持っているわけではありません。ただ、いくつかのサインが重なるときは、交換をいったん保留にするのが安全です。
数往復でLINEに誘う
マッチングして数往復のうちに「LINEのほうが話しやすい」と誘ってくる相手は、まず様子を見たい相手です。会う日程の話より先に連絡先の話が出るときは、目的がアプリの外へ移ることにあるのかもしれません。
アプリを使えない理由を並べる
「もうすぐ退会する」「ポイントが切れる」「アプリの調子が悪い」など、アプリを使えない理由を並べて交換を急がせるのも気をつけたいサインです。理由がもっともらしくても、会う前に移る必要はありません。
会う話を避け、お金や投資の話が出る
会う日程の話になると仕事や海外出張を理由に先延ばしにし、代わりに投資や副業、お金の悩みの話が出てくる相手は要注意です。警察庁は、会ったことのない人からお金の話をされたら、振り込む前に警察に相談するよう呼びかけています。
アプリでの見分け方は、婚活アプリを安全に40代が使うためには?でもまとめています。
マッチングアプリでライン交換を断るには?角が立たない伝え方

ライン交換を断るときは、相手を疑っているのではなく、自分の決めごととして伝えると角が立ちません。理由は短く、代わりの提案を添えるのがコツです。
「会ってから交換したい」と自分のルールとして伝える
いちばん使いやすいのは、「お会いしてから交換するようにしています」と、自分の決めごととして伝える方法です。マリッシュの公式ブログも、「お会いする前に連絡先交換はしていません」と伝えれば角が立たずに断れると紹介しています。
- 「お会いしてから交換するようにしているので、それまではこちらでお願いできますか?」
- 「アプリのルールで連絡先の交換が禁止されているので、会えたらそのときに交換しませんか?」
ビデオ通話や日程の提案を添える
断るだけで終わらせず、「その前にアプリのビデオ通話で話してみませんか?」と代わりの提案を添えると、前向きな気持ちが伝わります。会う日の候補を出すのも一つの方法です。
誠実な相手なら、こうした提案にはたいてい応じてくれます。
何度も求められたら、通報とブロック
一度断っても何度も交換を求められるときは、無理に返事を続けず、アプリの通報とブロックを使って大丈夫です。ペアーズのように、交換を求められたら報告機能を使うよう案内しているアプリもあります。
断ったことで離れていく相手なら、それはそれで相性がわかったと受け止めてよいと思います。
ライン交換の前に使えるアプリ内のビデオ通話とは?

連絡先を渡さずに相手の顔や声を確かめたいときは、アプリ内の通話機能が役に立ちます。2026年10月時点で、公式に通話機能を案内している主なアプリは次のとおりです。
| アプリ | アプリ内の通話機能 | 公式の案内(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| ペアーズ | 音声通話・ビデオ通話 | メッセージ3往復以上・本人確認済み・男性は有料会員が条件 |
| マリッシュ | ビデオ通話・声プロフ | 連絡先を交換せずにビデオ通話できる |
| Goens | チャット・通話 | 会うまではアプリ内で交流するよう案内 |
ペアーズの音声通話・ビデオ通話
ペアーズの通話機能は、マッチング後にメッセージを3往復以上やりとりし、本人確認を済ませた相手と使えます(男性は有料会員が条件)。初めての相手とは1回15分まで、2回目以降は1回60分まで、1日3時間までと公式ヘルプに書かれています。
最初は15分と短いので、顔と声の雰囲気を確かめる場として使うと気が楽です。
マリッシュのビデオ通話と声プロフ
マリッシュは、公式サイトで「連絡先を交換せずにビデオ通話可能」と案内しています。自分の声を録音してプロフィールに載せる声プロフもあり、会う前に相手の話し方の雰囲気を知ることができます。
ビデオ通話でも油断しないこと
ビデオ通話で顔を見られても、それだけで安心とは言い切れません。マリッシュは公式ブログでAIを使った詐欺が増えていることに触れ、警察庁も翻訳アプリや生成AIを使ったなりすましに注意を呼びかけています。
通話はあくまで会う前の確認の一つです。お金の話が出たら終わりにする、というルールは変わりません。
40代50代がマッチングアプリでライン交換するときに気をつけることは?

大人世代のLINEは、仕事や家族、子どもの学校の連絡にも使っていることが多く、交換すると思った以上の情報が相手に見えます。交換する前に、自分のLINEの見え方を一度確かめておくと安心です。
表示名・アイコン・背景の写真
LINEの表示名が本名だったり、アイコンや背景に家族や子どもの写真を使っていたりすると、交換した瞬間に相手に見えてしまいます。勤務先がわかる写真や、自宅の近所の風景も同じです。
再婚を考えている方は、子どもの写真を見せるのは関係が深まってからでも遅くありません。交換前にアイコンを風景などに変えておく方もいます。
友だち追加の設定
LINEヘルプセンターによると、設定で「友だちへの追加を許可」や「IDによる友だち追加を許可」をオフにすると、電話番号やIDで知らない人に友だち追加されるのを防げます。一度共有したQRコードは、更新すれば無効にできます。
連絡先は、IDや電話番号を伝えるより、会った場でQRコードを読み取ってもらうほうが渡す情報を絞れます。
交換した後も、まずはアプリでのやりとりを残す
LINEに移った後のトラブルは、アプリの運営が見守れる範囲の外になります。交換してしばらくは、アプリ側のやりとりやプロフィールを消さずに残しておくと、困ったときに運営へ伝える手がかりになります。
アプリ選びと使い方の注意点は、婚活アプリの注意点を知って40代が出会うためにはでも紹介しています。
ライン交換の後に後悔しないためには?お金の話・フェードアウトへの備え

ライン交換の後悔でよく聞くのは、交換した相手が業者や詐欺だった、交換したとたんに返信が来なくなった、の2つです。どちらも、交換後の自分のルールを決めておくことで傷を小さくできます。
お金と投資の話が出たら、そこで止める
LINEに移った後に投資や副業、送金の話が出たら、理由にかかわらず応じずにやりとりを止めるのが安全です。LINEヘルプのガイドによると、相手をブロックしても相手には通知されず、相手からのトークなどを受け取らなくなります。
すでにお金を払ってしまった、払うよう求められて迷っているという場合は、警察相談専用電話の#9110か、消費者ホットライン188に相談できます。やりとりの画面はスクリーンショットで残しておくと、相談のときに役立ちます。
交換後のフェードアウトは珍しくない
ライン交換の後に返信が来なくなることは、マッチングアプリでは珍しくありません。会ってから交換していれば、相手の人柄を知ったうえでの結果なので、気持ちの区切りもつけやすくなります。
返信を何度も送り直すより、数日待って返事がなければ、別の出会いに気持ちを向けるほうが疲れにくいと思います。
メッセージに疲れたら、顔を合わせる場も
文字だけのやりとりが続いて疲れたときは、最初から顔を合わせて話せる場を組み合わせるのも一つの方法です。交流会なら、相手の表情や話し方を見たうえで、連絡先を交換するかどうかを決められます。
おとなじかんでは、40代・50代・60代向けのワイン会や日本酒会、少人数のお食事会を開いています。
マッチングアプリ ライン交換に関するよくある質問
Q. マッチングアプリでライン交換するのは何回目のやりとりからがいいですか?
A. 回数より、実際に会って人柄を確かめたかどうかを目安にするのがおすすめです。会う前はアプリ内のメッセージや通話で話し、初デートの後に交換すると安心です。
Q. 会う前にライン交換を求められたら、断っても失礼になりませんか?
A. 「お会いしてから交換するようにしています」と自分のルールとして伝えれば、失礼にはなりにくいです。アプリの規約で禁止されている場合は、そのことを理由にしても構いません。
Q. 女性からライン交換を提案してもいいですか?
A. 会ってから信頼できると感じた相手なら、女性から提案して問題ありません。会う前の場合は、アプリの規約で連絡先のやりとりが禁止されていないかを先に確かめると安心です。
Q. ペアーズでライン交換はできますか?
A. 2026年10月時点のペアーズの公式ヘルプでは、Pairs内でLINEなどの外部連絡先を伝えたり求めたりすることを禁止しています。会う前に話したい場合は、アプリ内の音声通話・ビデオ通話を使えます。
Q. LINEで相手をブロックすると相手に知られますか?
A. LINEの公式ガイドによると、ブロックしても相手には通知されません。ブロックすると、相手からのトークなどを受け取らなくなります。
Q. ライン交換した相手から投資の話をされたら、どこに相談できますか?
A. 警察相談専用電話の#9110か、消費者ホットライン188に相談できます。警察庁は、会ったことのない人からのお金の話は詐欺を疑うよう呼びかけています。
まとめ|マッチングアプリのライン交換は、会って人柄を確かめてからで遅くない

マッチングアプリのライン交換は、40代50代なら一度会ってからを目安にすると安心です。ペアーズやマリッシュのように、アプリ内での連絡先のやりとりを規約で禁止しているアプリもあり、警察庁も早い段階でのLINEへの誘導を詐欺のサインとして挙げています。
会う前はアプリ内のメッセージとビデオ通話、断るときは自分のルールとして伝える、交換後にお金の話が出たら止める。この3つを決めておけば、焦らずに相手と向き合えると思います。
アプリでのやりとりに疲れたら、最初から顔を合わせて話せる交流会も選択肢の一つです。



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